米国株
セクターローテーションとは——景気サイクルと米国株の動き方
米国株市場には11のセクターがある。そして景気の局面によって強いセクターが変わるという現象がある——これをセクターローテーションと呼ぶ。この流れを掴めると、銘柄選択の精度が大きく変わる。
景気サイクルの4つのフェーズ
景気は大きく「回復→拡大→後退→収縮」のサイクルを繰り返す。各フェーズで強いセクターが異なる。回復期はエネルギー・素材、拡大期はテクノロジー・一般消費財、後退期はヘルスケア・生活必需品、収縮期はユーティリティ・国債——というのが教科書的な見方だ。
S&P500の11セクター
テクノロジー・ヘルスケア・金融・一般消費財・生活必需品・エネルギー・素材・資本財・公益事業・不動産・通信サービスの11セクター。SPY(S&P500 ETF)だけを持つより、セクターETFを組み合わせることで、景気サイクルに合わせた戦略が取れる。
セクターローテーションの現実的な読み方
教科書通りにローテーションが起きるわけではない。FRBの政策、地政学リスク、テクノロジーの革新が従来のサイクルを崩すことも多い。セクターの強弱を確認する実践的な方法は、XLK(テクノロジー)などのセクターETFの相対的なパフォーマンスをSPYと比較することだ。
個別株選びへの活用
どのセクターが強いかを掴んだ上で、そのセクター内の優良銘柄を選ぶ——これが「セクターから入る」投資アプローチだ。逆風のセクターでいくら良い銘柄を選んでも、セクター全体の重力には勝ちにくい。「良い銘柄を選ぶ」より「良いセクターで良い銘柄を選ぶ」という順序が大切だ。
セクターローテーションを意識しながら米国株を見ている仲間が、投資フェス「米株部」に集まっています。
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