米国株オプション
インプライドボラティリティ(IV)とは——市場の恐怖を数値で読む
インプライドボラティリティ(IV)は、オプション価格に織り込まれた「将来の株価変動の大きさの予測値」だ。市場参加者が今後の相場をどれだけ不確実だと見ているかを示す数値であり、株だけを見ていると見えない視点を与えてくれる。
IVとは何か
IVは「市場がこれからどれだけ動くと思っているか」を示す指標だ。IVが高いほどオプションのプレミアムは高くなる。相場が荒れる(または荒れそうな)ときにIVは上昇し、落ち着いているときは低下する。これを利用した戦略が存在する。
VIXとの関係
VIX(恐怖指数)はS&P500オプションのIVから算出される指数だ。一般的にVIX20以下は落ち着いた相場、30以上は恐怖が高まった相場とされる。VIXが急上昇するとき、株式市場は通常急落している。この逆相関を理解することで、市場全体の空気が読めるようになる。
IV Rankで「高い・低い」を判断する
IVの絶対値だけでなく、過去のIVと比べた相対的な位置(IV Rank)を見ることが実践的だ。IV Rankが高ければオプションのプレミアムが割高、低ければ割安と判断できる。オプションを売る側はIVが高いときに売り、買う側はIVが低いときに買うのが基本。
個人投資家がIVを見るべき理由
オプション取引をしない人でも、IVを見ることに意味がある。市場が何に不安を感じているかが見えてくるからだ。決算前にIVが急上昇する銘柄は、市場が大きな値動きを予想していることを意味する。株の買い増しや売りのタイミングを判断する補助指標として使える。
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