米国株オプション

デルタ・ガンマ・セータ・ベガ——オプションのグリークス入門

2026.04.22 | 読了目安 8分 | 投資フェス編集部

オプション取引を続けていると、「なぜこんなに価格が動いたのか」という疑問が必ず生まれる。その答えがグリークスだ。デルタ・ガンマ・セータ・ベガの4つを知るだけで、オプションの動きが見えるようになる。

デルタ——株価変動への感応度

デルタは、株価が1ドル動いたときにオプション価格が何ドル動くかを示す。コールのデルタは0〜1、プットは−1〜0の間で動く。デルタ0.5のコールは、株価が1ドル上がると約0.5ドル価値が上がる。権利行使価格に近いほどデルタは0.5に近く、深く利益が乗った状態(ITM)では1に近づく。

ガンマ——デルタの変化速度

ガンマはデルタの変化率だ。株価が動くとデルタ自体も変化する。ガンマが高いほど、株価の動きに対してオプション価格が非線形に反応する。満期日が近いATM(株価≒行使価格)オプションはガンマが高く、急激な価格変動が起きやすい。

セータ——時間の経過による価値の減少

セータはタイム・ディケイを表す。毎日少しずつオプションの価値が減っていく量がセータだ。オプションを買う側はセータが敵になる。売る側はセータが味方になる。これがオプションの売買双方でリスク・リターンが非対称になる理由のひとつだ。

ベガ——IVへの感応度

ベガはIV(インプライドボラティリティ)が1%変化したときのオプション価格の変化量だ。IVが高いときにオプションを買うとベガで損をする(IVが下落するとオプション価値も下落)。IV Rankを確認してからエントリーする重要性はここにある。

グリークスを日常的に使いながらオプション取引している仲間が、投資フェス「米株部」に集まっています。

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本コラムは情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。