米国株オプション
デルタ・ガンマ・セータ・ベガ——オプションのグリークス入門
オプション取引を続けていると、「なぜこんなに価格が動いたのか」という疑問が必ず生まれる。その答えがグリークスだ。デルタ・ガンマ・セータ・ベガの4つを知るだけで、オプションの動きが見えるようになる。
デルタ——株価変動への感応度
デルタは、株価が1ドル動いたときにオプション価格が何ドル動くかを示す。コールのデルタは0〜1、プットは−1〜0の間で動く。デルタ0.5のコールは、株価が1ドル上がると約0.5ドル価値が上がる。権利行使価格に近いほどデルタは0.5に近く、深く利益が乗った状態(ITM)では1に近づく。
ガンマ——デルタの変化速度
ガンマはデルタの変化率だ。株価が動くとデルタ自体も変化する。ガンマが高いほど、株価の動きに対してオプション価格が非線形に反応する。満期日が近いATM(株価≒行使価格)オプションはガンマが高く、急激な価格変動が起きやすい。
セータ——時間の経過による価値の減少
セータはタイム・ディケイを表す。毎日少しずつオプションの価値が減っていく量がセータだ。オプションを買う側はセータが敵になる。売る側はセータが味方になる。これがオプションの売買双方でリスク・リターンが非対称になる理由のひとつだ。
ベガ——IVへの感応度
ベガはIV(インプライドボラティリティ)が1%変化したときのオプション価格の変化量だ。IVが高いときにオプションを買うとベガで損をする(IVが下落するとオプション価値も下落)。IV Rankを確認してからエントリーする重要性はここにある。
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